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2010年にメジャー・デビューを果たした5人組ロック・バンドNoGoD。

まずV系ということで敬遠する人もいると思いますが・・
V系NGな方でもHM/HR好きの方には是非おすすめしたいバンドです。

最高の世界


神風

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カクセイ Live 2010 5 23 Shibuya O WEST


NoGoDは2005年初頭「神の啓示を受けた団長(vo)が
使徒(メンバー)を招集しうっかり結成」という設定で、
ライブを「布教」、ファンを「信者」、曲を「教え」、差し入れを
「お供え物」と呼ぶなど「新興宗教楽団」としての世界観を構築し活動。

※バンド名は「人は生きて行く支えになる何かを信じれば、
それがその人の神になりえる。誰かの支え(神)のようなものに
自分達がなれれば」という意味を込めて団長が付けたもので、
実際の新興宗教や無神論とは関係がなく、
宗教自体を否定するものではないと説明しています。

イントロ&Aメロはヘヴィー、Bメロからメロディアスになり、
サビに差し掛かると一気に突き抜ける美メロでドラマティックな展開が爽快で
希望を感じさせる爽やかな歌詞も含めて、聴き手に勇気を与えるような作風。

歌メロに重きを置いた日本のメタルコアバンドにありがちなよくあるパターンですが
NoGoDの完全オリジナルといって遜色ないほど各演奏陣の
センス、スキルが際立っているバンドです。

メタル色強めだとこのあたり

FRONTIER


罪罰エゴイスト


Mr.HEAVEN

結成初期から全員の演奏力が非常に高く、特に音大出身のギター、Kyrieを中心に
曲もメタルなものからマニアックでテクニカルな曲からポップで誰にも受け入れやすい曲など
バリエーション豊かな作品をリリースしています。

メタルなバンドとは思えないくらいポップな路線だと






演奏陣だけでなく、団長はデス声もハイトーンも出来るので
楽曲もポップからプログレまで、何でも出来てしまう。
逆に言うと世界観を十分に構築できるくらい実力があるのに
とにかくジャンルが雑多すぎてもったいな、というのは個人的な主観・・!
それがまたNoGoDの良い部分で持ち味なのですが。

極め付けにVoの団長はもはや芸人かと勘違いするくらい弁のたちっぷり(笑)

ステージでトラブルが起きて中断していたときの様子ですが



さすがです。

ちなみにギターのKyrieはベースの華凛と中学・高校の同級生。

華凛もCANTAのMASAKIに師事したことがあり、
クロマチック奏法、スラップ奏法など多彩な技術を楽曲で披露する技巧派。
そしてリズム隊のK。彼はおもしろいこだわりがあって
ステージにはツーバスをセッティングするが、その二つを同時に鳴らすと微妙な鳴りや
音の違いが気になるらしく、1つのバスドラをツインペダルで鳴らします。

音の細部にまでわたるごだわりから特にリズム隊のアンサンブルは
ライブでも異常なくらいの正確さ。ライブ映像をおさめたDVDでも
メンバーの顔よりも手元のアップが映っている時間が長いマニア仕様・・!

団長のエモーショナルなハスキーハイトーンヴォイスに
もっともっと酔いしれたい方はこちら!

創聖のアクエリオン