blaze


3ヶ月くらい前に米国で発表された「重低音消火器」の動向が非常に気がかりです。

なぜかというと。この機器が家庭用レベルまで実用化が進み、例えば、もし天ぷら鍋が燃えた時のために、この重低音まとめサイトをブックマークしていてよかった!という声で溢れる日が訪れることを想像するだけで毎日眠れません。

(笑)

そんな魔法のような消火機器についてのまとめ。

米国ジョージ・メイソン大学の学生2人組が、重低音で火を消す音波消火器を開発。低周波を火元に浴びせて、炎の周りの空気をかき乱すことによって酸素の供給を断つ仕組み。フライパンの油が燃える炎をあっさりと消す様子の動画↓ 電気のチカラで低音(30~60Hz。HIPHOPのベースラインの音階くらい)を炎にぶつけて消火しています。



今さら言うまでもありませんが、一般的に普及されている消火器を使用すると必ず出るのが、真っ白な消火剤ですがこの消火器は、そういった “目に見える物質” ではなく、 “目に見えない物質” で火を消してしまう、画期的な逸品。動画を見た最初の印象は、スピーカーを使って空気砲を連射しているだけ?と思ったのですがどうやら炎の周りの酸素を取り除く技術というのが肝。

音波で火を消す装置の利点は、化学物質や大量の水を使う方法と比べ、消火活動で建物などに与えるダメージを抑えられること。また薬剤や水を運ぶ必要がないため、将来的にはドローンに取り付けて消火活動をサポートすることや、音波は重力と無関係に狙いをつけられるため、薬剤が飛び散ってしまう宇宙ステーションなどでの消火に活用することなどが応用として挙がってるそうです。

開発したのはジョージ・メイソン大学で電子・コンピューター工学を専攻する二人組Seth RobertsonとViet Tran。低周波で火を消すコンセプトは米国防高等研究計画局 DARPA が以前から研究を進めており、二人は下に掲載した動画を見たことがきっかけで実際の開発に着手したとのこと。最初は大きなスピーカーを使って高周波を使うことを思いつきますが、試行錯誤の末にヒップホップのベース・サウンドでよく用いられる30~60Hzの低音が効果的であることを突き止めます。

現在、この2人と、重低音消火器は、マスコミから引っぱりだこになっている模様。2人は重低音消火器の開発に1年以上の時間をかけ、自費を投じてきたという。

※国防総省国防高等研究計画局(DARPA)が2012年に実験で証明


電磁波と音波を使って小さな炎を消すことはできたが、DARPAの研究者らは実際の消火活動に導入するにはまだ時間がかかるとしていました。CNETは、今回二人が開発した消火器のよう、手で持つことができ、粉や泡、水を使わない消火器は歴史上初めてで、DARPAが実験で使用した移動が困難な巨大な装置に比べ非常に便利、と絶賛。

実用化すればイノベーションですね。画期的な消火器の今後の展開に、要注目です。